鳥取県は、その地域特性から市場性が小さく、更に、人口減等に象徴されるように、市場の縮小が鮮明となりつつあります。また、全国レベルでの有力企業も限定されている中で、当該地域での地方創生・地域経済活性化の取組みの成功は、他の地域に対してインパクトのあるモデル提示となる可能性が高いものと考えられます。
事業開発の「芽」として鳥取大学の研究シーズに着目し、医学系、工学・農学系を中心とした大学技術にビジネス上の工夫を組み合わせることで、事業として開花するポテンシャルが存在しており、その顕在化が大きく期待されています。
従来の大学発ベンチャーは、知財等技術的な側面が非常に強調される一方で、ビジネスとして組み立て、事業化する上での人的経営支援に、民間VCとしての限界もあったのではないか、という声も聞かれます。
本ファンドは、アーリーステージの構想段階から、リスクマネーの提供という「カネ」の側面だけでなく、人的経営支援という「ヒト」の側面から、より「厚く」ハンズオンで関与し、事業の組立てを大学の先生等と一体となって進めることで、大学技術とビジネスノウハウを組み合わせた、新たな「地方大学型のベンチャービジネス」を開発することに挑戦し、成功事例を創ることを目指しています。
ファンド金額 | 15.2億円 |
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設立日 | 2015年1月1日 |
組合員構成 | 株式会社山陰合同銀行 ごうぎんキャピタル株式会社(GP) REVICキャピタル株式会社(GP) |
投資対象 | 鳥取大学の関与するベンチャー、同大学発シーズを活用した事業者・団体及び同大学の場や保有する工業所有権等を活用した事業等を行う事業者。 |